食料保健機能開発研究センター CREFAS

■ 特色
 フィールドに根ざし、食と緑を科学する本学部は、機能性食料の育種、開発、機能性物質の評価、特性づけ、さらには機能性食品の創製を扱う大学院機能性食料開発学独立専攻を平成13年に設置し、この方面の人材育成と研究強化に努めてきました。
 機能性食料開発学分野は本学部の中核的研究分野であるばかりでなく、信州大学の重点研究領域にも位置づけられ、信州大学挙げてこの分野の強化に努めているところですが、その方向に沿って体制を一 層強化充実させることを目的として設置したのが食料保健機能開発研究センターです。
 機能性食料開発分野を含むバイオサイエンスの研究は高度化、学際化、国際化する中で、分析技術の進歩には目を見張るものがあります。このような進歩に応じた機器の導入と一元的な効率的維持管理は研究の効率的な推進には不可欠です。本センターは、本学部の所有する主として機能性食料の開発研究や 生命科学の研究に用いる大型分析機器の一元的維持 管理を行い、効率的利用を進めます。また、産学官連携や技術相談の窓口業務のほか、受託分析や技術指導を行います。 

■ 概要
 本センターは、外部機関と共同研究および開発研究等を推進することにより、信州大学農学部の教育研究の向上を図るとともに、地域社会における技術開発および技術教育等の振興に資することを目的としています。そのために本センターが中心となり、「信州機能性食品開発研究会」を設立し、食品関連企業三十数社の会員とともに地域産業の活性化に向けた活動を行っています。

【主要業務】
  1. 食料保健機能開発に関する高度な研究の推進
  2. 食料保健機能開発に関する高度な科学技術教育、 研修および技術指導
  3. 食料保健機能開発に関する共同研究、受託研究 および受託分析
  4. 食料保健機能開発に関する技術相談
  5. 食料保健機能開発に関する学術情報の収集と提供
  6. 各種分析機器の保守管理および運用
  7. その他、食料保健機能開発に関する教育研究支援

【運営組織】
  1. 開発研究部門
    •  本部門では、保健機能物質のスクリーニング、合成・生産・製造、構造解析、機能メカニズムの解明などに関する研究を推進します。
       調査研究項目としては、細胞毒性、抗酸化活性、抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍・抗癌作用、抗ウイルス作用、免疫賦活作用、酵素阻害活性を挙げています。
  2. 産学連携受託部門
    •  本部門は、機器評価分析分野と産学連携支援分野からなっています。機器評価分析分野は、生物学調査(細胞・遺伝子解析)、一生理活性の調査(各種活性の測定)、機能性成分の分析・定量(分光分析、HPLC、MS他)、有効成分の分子構造解析(NMR、MS、TIR他)などの調査研究を行います。産学連携支援分野は、産学の共同研究、受託研究等の相談窓口業務や知的財産の権利化・管理・運営に関する業務を行います。

【主な設置機器】

 電子顕微鏡、遺伝子導入装置、レーザー顕微鏡、細胞融合装置、蛍光顕微鏡、マイクロマニュピレーター、セルインジェクター、近赤外線分光分析装置、DNAシーケンサー、フローサイトメーター、超遠心分離器、LC−MS/MS、パルスフィールド電気泳動装置、プロティンシーケンサー、クロマトスキャナー、高分解能フーリエ変換核磁気共鳴装置、フーリエ変換赤外線分光装置(FTIR)、高分解能質量分析装置(NMR)、デジタル旋光計、高分解能HPLC、キヤピラリー電気泳動装置


【組 織】(平成19年5月1日現在)

センター長:大谷 元(兼務)

開発研究部門:藤井博(専任)、神勝紀(兼務)、保井久子(兼務)、中村浩蔵(専任)、橋爪潔志(医学研究科教授:兼務)、青山俊文(医学研究科教授:兼務)

産学連携受託部門:大島浩二(兼務)、廣田満(兼務)、濱渦康範(兼務)、真壁秀文(兼務)、松島憲一(兼務)、河原岳志(兼務)、近藤誠(兼務)、清水義治(産学連携コーディネーター)、福澤和子(産学連携レジストラー)、川合正紀(教育特任教授)、土井元章(兼務:地域連携担当)、田村香繊(事務補佐員)